私はピアプロで歌詞を探して曲をつけたり、逆に曲を作って歌詞を書いてもらったりすることがあるのですが、歌詞を書く人って曲を作る人がどういう考えで歌詞を扱うのか意外とよくわからないんじゃないかなと思います。 そこで、歌詞を書く人がもう少し曲を作る人に歩み寄ってくれるとみんな幸せになれるんじゃないかなと思ったことを書きます。 歌詞のひらがな版を用意しておく難しい漢字や当て字を使う場合など、書いた本人はどう読むかわかっていてもそれが文字から容易に推測できない場合があります。 曲を作り始めてから「ここの読みはこうじゃないよ。直して!」っていうやりとりをするのは大変に無駄な時間です。最初からきちんと正しい読み方を伝えるようにしましょう。 また、曲に歌詞を乗せる場合はだいたいの場合 言葉に含まれる母音の数=割り振る音符の数 となります。 曲を作る人は、この歌詞は何個の母音があるかな?ということを考えます。 この時、テキストが漢字のままだと母音の数がわかりづらいです。 そこで私は全部ひらがなに直したテキストファイルを作ります。 こうすると母音の数がわかりやすくなるので、1番と2番で共通のリズムを使うところとかが把握しやすくなるのです。 上記の読み方問題とも共通するのですが、いっそ歌詞を書く人が全部ひらがなで書いた版のテキストを用意してくれると、この手間が省けて非常に助かります。 歌詞を書く方としても、「ここの漢字は読めるかな?」とかいちいち考える必要もなく、とにかく全てひらがなで書いておけば良いのですから、楽です。その上、先ほどの読み方問題も解決です。 まさに一石二鳥! 曲のどの場面と対応するか書いておく歌詞を書いてる人は自分の中に音楽と歌詞の対応がイメージ出来ていると思います。 しかし、そのイメージが文字から読み取れるか?というと微妙な場合があります。 特に1番と2番でメロディが変わったり、2番だけにしか現れないフレーズを考えたりして音楽の構成が複雑になればなるほど、歌詞と音楽の対応は文字からだけでは読み取りにくくなります。 ですので、歌詞のここからここまではAメロ、ここからここまではBメロ、…みたいな指定は書いておくようにしましょう。 以上の2点を気をつけていただけたら、曲を作る側として歌詞を扱いやすくなるし、歌詞を書く側としても自分の思っていたイメージにより近い曲になるし、お互い幸せになれると思います。 歌詞を書く人は参考にしていただけたらと思います。 おまけ:曲を先に作る場合逆に曲がすでに出来上がっていて後から作詞をお願いする場合、必ず
伴奏だけしか入っていない音源からどこが歌の入る予定なのか、どこが間奏なのかを判別するのは、とても大変です。誤解を生む可能性もあります。 しかしそれでも、自分の用意した仮メロディと上がってきた歌詞がどのように対応するかを考えるのは難しい場合があります。歌詞を書く人が楽譜読めたりしたら楽なんですけどね…なかなかそううまくはいかないものです。 これ、なんとか解決できる方法考えたらすげー発明になるかもしれないな…
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10月 2018
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