2026.02.01
記憶の書き換え
#Blog
私は小学校3年生の時に転校したのですが、2年生まで通っていた小学校のことはとても思い出深く、転校した後もずっと「前の学校は良かったな。前の友達は元気にしてるのかな。」とずっと考えていました。
中学生になってDTM(デスクトップミュージック)を始めました。その時ハマっていたのは校歌アレンジです。通っていた中学校の校歌や卒業した小学校の校歌、はたまた部活の先輩が卒業後に入学した高校の校歌まで調べて、ロック調やオーケストラ風の伴奏を付けて遊んでいました。もちろん、2年生まで通っていた小学校の校歌もその対象でした。記憶にあるメロディを頼りに打ち込み、アレンジを作り上げました。
完成した曲はWebサイトにアップロードしていたため、昔の友達も聴いてくれたことがありました。 すると友人は一言。
「ここ、メロディが違うよ」
私は驚きました。
小さい頃から音感には自信がありましたし、小学校1年生の時点で楽譜も読めました。 音楽の授業で何度も歌ったし楽譜もちゃんと見てメロディを「ドレミ」でしっかりと記憶していたつもりだったのに、まさか間違ったメロディで覚えているとは微塵も思っていなかったのです。 「そんなはずはない…!」と思いながらも、友人の言う通りメロディを修正しました。
しかし数年後、実際にその小学校を訪れる機会があり、改めて校歌を聴くことができました。 確かに、友人の言ったとおりのメロディでした。
絶対の自信があった記憶が、いつの間にか脳内で書き換えられていたことに衝撃を受けました。 人間の記憶というのは、自分が思っている以上に曖昧で、知らぬ間に変化してしまうものなんですね。